餃子食べ放題 餃子食堂
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」
と、かの松尾芭蕉は奥の細道で述べています。
月日というのは永遠に旅を続ける旅人のように来てはさり、そしてやってきては去る年月も旅人のようだ、といった、一見よくわからないようでわかるような内容の文章です。
つまり、このあとに書かれた芭蕉の文章から、個人的に類推するに、月日どころか自分の住処も引き払ったあたりも思い描いていることから、おそらく、自分を取り巻くすべてのものが旅人のようなもので、移ろいで行くといったことが言いたかったのではないかと思っています。
これは有名すぎる文章なので、いろんな専門家が分析しているはずですけど、そういう文献に細かくあたってはいないので実際にあっているかは不明ですけれどね。ぼくが文学部出身だったらこういう研究やってたかもしれない。おもしろそう。
ということで、この移ろいで行く姿はここの餃子食べ放題でも言えることではないでしょうか。
「餃子は百代の過客にして、行かふ餃子も又旅人也。」
餃子というのは永遠に旅を続ける旅人のように、来ては(お腹の中に)去り、そして(厨房から)やってきてはまた(お腹の中に)去る餃子も旅人のようだ
すばらしい。
注文するとどんどんやってくる餃子を眺めているとこんなことばかり考えてしまいます。
松尾芭蕉も旅の途中にこの餃子食堂の餃子食べ放題に出会ったら、同じことを言うでしょう。
店内はお客さんでいっぱい。
今回は全部で6人分いただきました。
食べ放題だけしている人もたくさんいるので恥ずかしくないですよ。
食べ放題時間は1時から2時半と5時から6時までやってますのでお間違えなく。
餃子食べ放題 500円
餃子食堂
上伊那郡箕輪町中箕輪8932−1
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