まだまだあるハワイネタを消化すべくお休みのごとに書いたりしています。
今回はホノルルど真ん中。
前回までの記事はこちら>>
ハマクワ産ワイルドマッシュルームとトリュフのピッツァ 他 モンキーポッドキッチン /
キャラクター・ブレックファスト マカヒキ(アウラニ・ディズニー・リゾート) /
オリジナルステーキプレート ハイステーキ アラモアナ店 /
キングコングホットドッグ Kukui Sausage Co(KCCファーマーズマーケット) /
ロコモコ シーライフパーク内フードコート
場所は、ロイヤルハワイアンセンターから見ると、カラカウア通りを挟んで向かい側です。
Tギャラリアの隣の区画。
ここに
ワイキキショッピングプラザっていう建物があって、
田中オブ東京とか、
JCBプラザラウンジとかもあるようですけど、この建物の地下になります。
建物の入口から入ろうとすると、完全に日本語で「横丁」って書いてある看板があって、日本人なら誰でもわかるでしょう。
このエスカレーターをゆっくり降りていくと横丁に通じます。
ちなみにこのワイキキ横丁は、「のれんストリート」「えんがわテラス」「らーめんロード」というゾーン分けがされているようです。上の地図は右側がカラカウア通りの方の入り口となり、エスカレーターの写真で説明したところです。
ゾーンは左の奥の方から、ラーメン屋ばっかりある「らーめんロード」、地図の真ん中の島のあたりが「えんがわテラス」、そして、それ以外の上や右側のあたりが「のれんストリート」となっているようです。
らーめんロードには「豚骨火山らーめん」「バリオ」「梅光軒」といったラーメン屋さんがあるんですけど、だいたい豚骨ギトギトな感じかと思われます。
のれんストリートあたりには「串カツ田中」など日本のチェーン店も出店しているくらいなので、どんなお店があるか一度覗いて見るだけでも楽しいかもしれません。あと、日本酒を出してくれる店もありますので、夜に飲みにに来るのもいいかもしれないね。
ということで、夜のお話はまた別に考えるとして、先程のエスカレーターを下るといきなり日本ぽいかんじのお店が見えてきます。
そうです、これが今回行ったカレー屋さん。カレーライスだけじゃなくてカレーうどんもやってるのね。
普通のカレー屋さんだと思うんですけど、なぜか忍者っぽいなにかを匂わせるように作られているようです。
日本人的に考えると、忍者とカレーはまるで相反すると言うか、交わるところがまるでない気がするんですけど、外国の人にとったら日本の象徴である忍者と、日本風のカレーは一緒に見えてしまうんでしょうか。
もしかしたらかなり安直な組み合わせのお店なのかもしれない。
と、いろいろ考えているうちにお店の奥の方で書のようなものを見つけてしまいました。
忍者の如く・・・
忍者の高い能力は
日々の鍛錬により
備えられていく。
一日でも
修行を怠ると
臥薪嘗胆し
会得した能力を
取り戻すことは
難しい。
我々は・・・
日本カレーで
世界を席巻する
使命感のもと
忍者の如く
修行を積み重ね
「勝ち組」であり
「価値組」になる
と誓う。
ああ、なるほど。
多分僕の認識は間違っていて、安直に日本の忍者と日本のカレーを同一に見ていたのではないようです。
つまり概念というか理念が「忍者精神」であり、ここでは、忍者のように高い能力を発揮するため、修行を積み重ねて行きましょう、そしてその結果として「勝ち組」を目指します、ということであって、この結果を得るためにたまたまカレーという手段をとっているだけなのでしょう。
つまり、勝ち組になるためには手段はカレーじゃなくてもおにぎりでもうどんでも良くて、別に日本の食材じゃなくったってハンバーガーやホットドッグ、ポテトチップスでもいいわけです。
とりあえず理念をたまたまカレーに落とし込んであるのであって、それを極め、付加価値を高めて行くため、ここのカレーは修行甚だしく常に進化し続け、絶え間なく美味しいという結論に行き着いているのですね。
なるほどすばらしい。これは期待できる味になっているんじゃないかと思います。
さて、いつもの回りくどく、長くて、冗長的な、意味の分かりづらい僕の説明がよくわかんなくなっている人もいると思いますけど、気を取り直してメニューなどを見て何があるか調べてみましょう。
光ってしまってすごく雑な撮影になってはいるんですけど、左の面が忍者カレーです。
辛さが3段階で選べるようです。
ノーマル、ホット、ベリーホットの3種類です。ここで僕は忍者カレーを「ホット」の辛さで注文しました。
右にあるのは
ステーキカレー、
野菜カレー、
トンカツカレー、あとは
ロコモコカレーなどもあるようです。
シーフード、
海老フライ、
フライドチキンのはいったカレーもあります。
福神漬けとらっきょは2ドル50セントだそうです。
このページはカレーうどんですね。
値段が2種類あるようですが、どうやら上の高い方の値段は
玉子丼のようなものがついてくるようです。
サラダやデザートもあるようですが、当初に比べてだいぶ可能なものが減ってきているようで、アイスクリームしかありませんでした。
お店運営上の試行錯誤のあとが見えます。
さてやってきたカレーはこんな感じでした。長細いお皿ってやっぱりカレーしか使わないよね。あと、どのへんが忍者っぽいんだ?っていう意見はナンセンスですよ。その理由はここまでで語ってきてますからね。このカレー全体が忍者なんです!
ボウルのようなもので形作られた御飯、そして、美味しそうなお肉がいくつか入って、白いのはポテトペーストですね。
これらの具材を取り囲むようにして粘度のすくなそうなカレーが回り込んでいます。
丸く固められた御飯の上には麦を始めとした雑穀米が載せられていました。
おっしゃれーと思っていたら、調べてみるとどうやらこのお店のシェフはフレンチレストランの経験があるようで、基本フレンチの作り方になってるんじゃないかと思います。だからご飯がこんな感じになってるのね。
なるほど、そう考えるとこのポテトペーストって、よくスープに浮いてたりするやつですよね。それをカレーに活用している。忍者道精神を突き進むと思ったら基本はフレンチというなんともすごいカレーです。
もちろん味の方は美味しくなっていて、スパイスの風味も十分。
辛さも美味しさを引き立たせるには十分のものでしたが、なんか日本で食べるカレーでは感じることのできない面白い辛さを感じることができました。
なんだろう、この辛さもフレンチの発想がないとわからないやつなのかもしれない。
とにかく、ホノルル界隈でこんなに安くご飯が食べられるところないのでこのカレー屋さんおすすめです。お昼ご飯に迷ったとき、そして、カレーファンも一度行ってみるといいと思います。
忍者カレー 7.95ドル
+税
+チップ
忍人
Nin Nin Curry(ワイキキ横丁 内)
2250 Kalakaua Ave, Honolulu, HI