4月のうちにオープンしたと言われています新しいお店に行ってきました。
さくら食堂と言うそうです。
看板を見るとダイレクトにどんな店かわかりますね。
「すた麺」と、「豚かつ」って書いてありますのでそういったお店。
食堂というともっと和食の焼き魚でも出てきそうな雰囲気がするんですけど、このお店は食堂と言いながらもっと過激に攻めていると言ってもいいでしょう。
席に通されてメニューを開くとこんな感じでした。
まずは「飯」です。
「馬力豚かつ」
が目につきました。
別に馬の肉を使ってるんじゃなくて、力強そうな「豚かつ」ってことだと思います。
「馬」っていう生き物はココでは食べ物として換算されていなくてある意味フェイクと考えてよく、つまり、名詞+名詞の複合名詞なので多分、馬力=力強さの程度を表し、「豚かつ」は実態を表しています。
ものすごい勢いがある豚かつか、味が凝縮されたものすごいうまい豚かつ、みたいな感じと捉えていますが、この馬力がどういった意図かちゃんと説明がないのでこんな想像でお願いします。
あと、
「豚骨牛カルビ飯」
っていうのがメニューのとなりにあって、こちらはさっきと違ってもっと複雑です。
分解すると名詞+名詞+名詞というものすごい商品名で、これらはそれぞれの要素を省略して商品名としていると思われます。
単純に考えると、
豚骨ダレをつかった、牛カルビをのせた、ご飯
だと思うんですが、メニューの解説のところに
「肉や野菜をしゃぶしゃぶしてお召し上がりください」
と書いてあったりするので、ぼくの想像はちょっとだけ打ち砕かれています。
食べてみるまでわかりませんね。
この解明は次回にとっておきましょう。
「餃子定食」や「馬力カレー」もわけがわからないのでこれも次回考察対象です。
ちなみにこの「ランチ豚かつ定食」も、馬力豚かつとどう違うのか検証も必要ですね。
さて、どちらかと言うとお目当てはこちらの「麺」のほうかとおもいます。
「すた麺」は、食べたことがある人にとっては説明するまでもない代物なんでここではあまり書きませんが、いろいろレパートリーも多く、魚介系すた麺とか、ホルすた麺とかありますね。なんか興味湧いてきました。
その他には塩ラーメンと、アゴ+サバの醤油ラーメンとかうまそうな気がしすぎて色々選ぶのに困ってしまうものばっかり。
すごいです、ここまで見るとさすがSNSやブログ時代に最適なメニュー構成になっています。ぼくがここに書きたくなっているのがポイントだと思いますね。
メインを設定する、メイン以外の「サブ」にも興味をもたせるだけでなく、疑問を持たせる。そして、多段階に展開させるなんて、いろいろなオトナの思惑が感じられます。
こういう構成は付け焼き刃ではできないはずなので、おそらくきちんとしたオーガナイザーとかコンサルタントあたりがいて、きちんと論議を重ねたあとにやらないとここまでおもしろいメニュー構成を用意するのが困難かもしれません。
もちろん現場にいる店主の方などのポテンシャルも必要なんですが、すべてうまく回れば大変な人気店になるはずで、もちろん麺屋さくらさんのブランド力も必要なんですが、おそらく何度か失敗した後にたどり着いた終着点なんじゃないかと思っていたりもしますがどうでしょうか。
さてと、僕が注文したのはメニューの真ん中に書いてある「盛すた麺」です。
なぜこれを注文したというと、とにかくもやしが一杯ですごくいい気がしたからです。ふつうのすた麺よりもやしと肉がちょっと多いだけのような気がしますが、多分そんな程度だと思います。お腹が減ってたらこれやこれ。
胡椒だけでなくマー油の使い方が絶妙で、たいてい豚肉はサッパリしすぎてしまう難点があったりするんですが、程よく口の中で風味を感じるほどの香ばしさを得ることが出来るのがとてもいいし、これとは別にニンニクの欲求が削がれるおかげで口臭を気にしすぎる必要がなくてとてもいいです。
スープもコッテリなかんじがとてもいいし、麺の太さもマッチしています。
色々メニューで迷っても、流石に猛烈なすた麺ファンならこれにたどり着きそうですね。すた麺ファンは兎に角これからスタートしてください。
盛すた麺 910円
さくら食堂
茅野市本町西5−30