たまには蕎麦をガッツリたっぷりいただきたいですね。と、思う人はいるかもしれないし、いないかもしれない。ぼくは思う人なので今日はそういったたっぷりのお蕎麦を食べに出かけてみましょう!

今日はそんなぼくのそば食べたい欲求に少々お付き合いください。

街を歩けば蕎麦屋にあたる、くらいに蕎麦屋が多い長野県だとすぐにありつけそうですよね。


ということで、松本市街地をふらふらしていると、ほらあったあった、これはまぎれもなく蕎麦屋だ。




ということで、やってきたのがこちらです。御そば打處野麦。

もうなんだか行列が当たり前って感じのお店なのかもしれない。




行ったこの日はすごく暑かったので、お店の外に冷たいお茶が用意されていました。

椅子に座ってしばらく待っていることもありますから、これを飲んで熱中症を回避しましょう。今年の夏は特に暑かったですからね。こういう対策はとてもありがたいです。

もう少しです、もう少しで蕎麦にありつけますからね。

と言っても、店内にも椅子があって何人も待ってたりしますけど、とにかく食事をするテーブルは満席で、お昼の頃だと相席をお願いされてしまうくらいギュウギュウです。



さてやっとの思いで席に案内されると、メニューを手渡されました。なんと、じつに素晴らしい、ざるそばオンリーのお店ですね。



もちろん今日は大量にそばを食べる気満々ですので、1300円の大盛りで行ってみましょう。大人男性はこれくらいがいいですよ。


さて、このメニューの右上の説明はというと、要約すると、「契約農家」「石臼挽き」「手切り」です。

素材から全部自分でコントロールできているし、調理も自分で手がけているじゃないですか。


しかも、ざるそばオンリーなんて、自己の作り得る一番うまい方法のみ、自分の手で作り出して提供するってことですよね。これは、こだわりのうまい蕎麦が出されますよ。




先に来るのはおつゆと薬味。

そして、切り干し大根もやってきました。こういう一品いいですよね。

ちなみに手前のやつはお茶ですからね。つめたいやつ。




ちょっとだけ待ってざるそばがやってきます。

大盛りこんな感じです。超大食いの人以外はだいぶこれで満足な量だと思いますよ。

ちなみに手前のやつは飲んで少し減ったお茶です、あすいません、この下りくどいですね。




蕎麦の太さはこのようなもの。

太すぎずあまり細すぎない程度で、柔らかさもとても心地よい。やわらかすぎるわけでもなくそれなりのコシもあるのでそのへんの噛み締め度合いも程よいです。

そばの風味は十分に感じられるだけでなく、温かみも感じられます。舌触りというか、歯ざわりに関してもとても楽しい食感で食べることができます。

なるほど、これが行列を作る味ですか。

蕎麦とはなんとも奥深いものです。素材は思ったよりはだいたい同じようなものだとは思いますが、考える人の思い入れ、そして作る人の扱い方によって、こんなに変化があって、味も千差万別です。なんだかじつに日本人が好きそうな「日本」っぽい趣のある料理です。このあたりもっと理解できると日本人がもっと日本人ぽくなれそうです。わかるかなーこのかんじ。


さて、大盛りは沢山食べることができてとても満足でした。



もちろん蕎麦湯もいっぱいいただきました。


先程のメニューのところにある「麦焼酎のそば湯割り」っていうのが気になったんですが、個人的に自分のうちでよくこのそば湯割り作るんですけど、なんか物足りないというか、もっと美味しくできるんじゃないかって思っていたところです。

いやーでも、飲んでみたかったんですがお昼でしたし少し遠慮してしまいました。今度頼んでみたいやつにして次回来ることを楽しみにしておきます。



ざるそば大盛り 1300円


御そば打處野麦
松本市中央2丁目9−11





今となってはあまりにも古い形態であった松本駅前SC「アリオ」がなすべくして撤退した後にできたのは、おそらくもともとの地権者であるアルピコが自前で営業する「アルピコプラザ」でした。

かつてもともとイトーヨーカドーだったと思うんですけど、セブン&アイグループによるリブランドによって、「エスパ」という名前になったわけですが、さらなるリブランドによって「アリオ」になりました。

地方の駅前立地という旧市場にあって、そしてリブランドに次ぐリブランドなど、あまりありえない扱いのSC店舗だったわけですが、このたび「アリオ松本」がアリオブランド史上初めて閉鎖されたという功績を見事に作り上げたあたりも、裏でいろんな大人の思惑が交錯しまくっていて、このように決着したのではないかと思います。






さて、そんないざこざはたぶんお構いなしにずっと存在しているのではないかと思うんですが、7Fには「砂場」というお蕎麦屋さんが存在します。

砂場と聞いてピンときた方は多分そのとおりだと思うんですが、「砂場」といえば、「更科」「藪」に並ぶ蕎麦屋の三大銘柄と言っても過言ではないくらい有名な店舗名です。

よくわかんないんですけど、砂場という蕎麦屋は300年位前の大阪が発祥とされている説があって、300年も経ってるわけですから、暖簾分けされた人が全国にたくさんいて、さらに、暖簾分けされてないけどなんだか「砂場」って言ったほうが売上が良いから名前つけてみたとか、そんなノリで砂場っていう蕎麦屋が増えていったと思うんです。そんなこんなの何かしらのルーツによって存在するのがここ松本にある「砂場」と想定しています。

現在のラーメンと同じ感じですかね。二郎っぽいラーメン出してる店が二郎系って言っちゃってるみたいな感じかもしれない。

とにかく、ここの砂場は蕎麦屋・・と思っていたんですけど、うえの写真からすると、定食みたいな感じ。



さて、中にはいってメニューでも見てみると、やっぱり蕎麦以外が多いなー。



丼もの二ページ目はこちら。

ソースカツ丼もある。



カキフライ定食うまそうですね。

いずれの丼物や定食メニューも、蕎麦がついてくるようですので蕎麦だけ食べないで客単価あげていきっましょいっていうスタイルかもしれない。




メニューの最後の方にちゃんと蕎麦だけのメニューも有りました。

うどんも有りますね。





さて、色々メニューを見てきてあれなんですが、僕はこれにしてみました。月見丼。

安かったんですみません。






注文してやってきた全体像はこんな感じです。

丼に蕎麦、おっとお味噌汁が有りますね。あとは漬物などの小鉢が少々。





月見ということで生卵が丼の真ん中にいらっしゃいます。その下の白いのはとろろでした。写真で面食らいましたが目玉焼きじゃなかったっぽい。

まぐろのたたきと、錦糸卵、野沢菜漬けに油揚げなんか載っていますね。これを混ぜ混ぜすると何とまあ卵がけご飯の海鮮丼のような雰囲気になります。

生卵と調理した錦糸卵の共演も気になるところ。


さて、これはもしかして奥にあるもやしの野菜の小鉢を丼に開けて、その小鉢に醤油とわさびを好きなだけ溶かし込んでおき、具材をかき混ぜたあとの丼にどっぷりかけて食べるっていう作法でしょうか。

実際にそんな作法が存在するかよくわかんないですけど、他に器もないですから試しにそれで行ってみます。


月見にとらわれてしまうとこの辺気が付かなくて具材をそれぞれ食べちゃいそうですけど、味付けを自分で調整する海鮮丼だと思うとごちゃ混ぜして塩分調整して食べるのが楽しくなりますね。

混ぜて食べたらうまいうまい。




お蕎麦はすでに下の方におつゆが入っているので、ワサビを適量使って簡単に美味しく食べることができます。

蕎麦も丼も食べたいって人はこれ最適かもしれません。


さて、この松本にある「砂場」ですけど、ゴリゴリの蕎麦屋っぽい感じではなく、どちらかというとファミリー向け定食屋さんみたいな感じで、とても家族などで入りやすい店舗でありました。


月見丼 740円+税
砂場
長野県松本市深志1-2-30
アルピコプラザ7F





たまにお昼時に歩いて通過するんですが、いつも行列ができてしまっていて激混みですので、あまり入る機会がなかったところです。

本店の方です。観光客の方が多いかな。


近くにも蕎麦屋があって、そこも行列しているし、プロサッカーチーム山雅のオフィシャル店舗「山雅カフェ」なんかもあるところですから、なんだか面白い通りです。

観光する方は蕎麦屋に入る入らないにかかわらず一度通ってみるといいかもしれません。




この日はちょっとお昼時間も過ぎてしまっていて、そうだ!と思い立って行ってみたら行列は皆無だったのでとても空いていました。



空いてるからおじさんもすぐ入ったほうがいいよ。




メニューは大きいですが半分は一品料理とお酒。

かけそばでも700円するという観光客向け価格ですが、今回はもりそばで行ってみます。1200円するけど一人前2枚ある。

量的には申し分有りません。




お水がグラスで、じゃなくてお茶がグラスで出てきてとってもオシャレ。


観光で歩き疲れた方にはこの一杯はとても美味しいんじゃないかと思います。

松本城に行ってからここまで来るだけでも、結構距離があって歩くもんね。



さて次に出てくるのはワサビです。書き分けると「本わさび」とか「生わさび」ってことでしょうか。チューブの家庭にあるやつでも本わさびって言うのありそうだけど、これはどうみてもチューブじゃないです。

蕎麦が出てくるまで手持ち無沙汰でしょうから、これをおろしておきましょうということです。なんとも粋じゃないですか。


孤独のグルメでゴローさんがやっていたようにのの字にまーるくおろしていきますと美味しくなるんじゃないかと思います。




さて上の写真は、わさびを一回ずつ載せるのが面倒だったので一挙に載せてみた写真です。

これならめんどうなく美味しくワサビもいただけるでしょう。というか、頑張っておろしたので全部一度に見せたかっただけです。

これ見るとおつゆを使わなくてもワサビだけで食べてもうまそうな気分になってきた。次回やってみよう。


せいろに2枚あるので1枚分はワサビなしで、2枚めはワサビありでいただきました。二枚もあると色々工夫して食べられるのでとてもいいです。

そばの風味がすごくいいですねここは。弾力も申し分ないです。わざわざここに来る人もいますからお店の雰囲気も居心地のいいものだと思います。




もちろん蕎麦湯を美味しくいただくことで締めとなります。

つゆが美味しいので溶かし込んでだいぶ飲んでしまいました。




もり(2枚重)1,200円

こばやし本店
松本市大手4丁目8−6




以前から気になっていたそばを食べてきました。「信州鹿肉そば」です。

今回もJR松本駅の0番線の駅そばでいただきました。

かけそばに鹿肉の四角い塊がゴロゴロ入っているのと、きのこ類や山菜などの具材が入っています。たぶんこれは山菜そばの具材ですから、鹿肉そばは山菜そばのさらにグレードが上がったようなものです。

鹿肉の味付けはそれほど個別にされていないようなので、思ったほど主張するものではなく、ああ、何かの肉が入っているな、って感じの食べごたえがします。

ここに豚肉が入ってくると何かしら油で調理されて入ってくるだろうし、牛肉だともうすこし歯ごたえがありそうです。思った以上に柔らかく調理されているので筋張っているとかでもなく、ぎゃくに煮崩れするほど煮込んでいるようなものではないのでふにゃふにゃしたものでもありません。

鹿肉ってこんなもんかーと思って食べる感じです。鹿の肉の独特の風味は感じられますのでそのへんをちゃんとチェックしてくださいね。

本当に鹿肉を食べようとするとこんな値段では食べられない気がしますのでここではこんなものか―と考えて食べましょう。そう考えるとこれはこれで美味しいです。


山菜の具材はもちろんシャキシャキ感がするので美味しいものです。山菜は定番メニューのうちですからまずいわけはありませんね。これらの具材でまとまりを出しています。

なんか面白いので一度は食べてみたほうがいいんじゃないかなと思いますので信州DCで来られた方はぜひどうぞどうぞ。次回は別のメニューにも挑戦したいところです。



(特上)信州鹿肉そば540円と、信州鹿肉そば500円があって、これ一瞬何が違うかと迷うかと思いますが、たぶん特上そばが冷凍麺を茹でて「茹でたてそのまま出してくれるの確約」で、普通の値段のそばは「茹でて置いた物」を使うことがあるって感じかと思われます(たぶん)。

大抵どんな立ち食いそば屋でも蕎麦玉を茹で置きしておきます。

茹で置きしておいた蕎麦玉はお客さんから注文があるとすぐにお湯の中に投入して、温度が上がったら器に入れて提供されます。これが立ち食いそば屋の提供時間の速さの理由です。

電車の発車時間まですぐだったり、別にそんなに気にならなければ安い方でいいと個人的に思っております。観光客の方は特上でいいですよ。美味しい蕎麦を食べた記念になりますからね。


信州鹿肉そば 500円

山の草
松本駅構内
松本市深志1丁目1−1





ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、おい蕎麦屋、今何時だ?
いや、すいません間違えました。これは時そばですね。




ということで、あんまりかけそばって食べる機会ないですよね。

ファミレスでも蕎麦屋でもサービスエリアでも道の駅とかでもそうですが、かけそばっていうメニューが書いてあることはほとんどないです。なので、もしかけそばを食べようと思ったら鉄道駅で食べないとダメです。

でも、かけそばは蕎麦の割合がちょっぴり高めじゃないとうまくないかな。せめてそば粉の割合が50%以上じゃないとうまくなさそう。富士そばさんとかゆで太郎さんとか、多分そば粉が50%かそれ以下しか配合されていません。これたぶんかけそばとして食べても風味が全く感じられないので、それほどうまくないかも。

そば粉が60%で小麦粉が40%位からが美味しいかもしれません。たぶん、そば粉が80%くらいが一番うまいんじゃないかと考えています。個人差はありますが多分そのくらいで落ち着くんじゃないかと。

というのも、90%とか、100%に近いくらいそば粉割合が増えてしまうと、パサパサしてしまってうまくなさそうですからね。


その辺は色でだいぶわかるでしょう。たぶん、富士そばさんとかは白っぽい色してるはず。

今回食べた松本駅のそばの色は上の写真のような感じです。多分60パーセントくらいのそば粉の量だと思われますので色がだいぶ黒いですよね。

このくらいだと蕎麦自体を楽しめるので、かけそばでも十分うまい。

かけそばって蕎麦自体の味をゆっくり噛み締めて楽しめるのでとてもいいですね。もりそばなんてのも蕎麦自体を楽しめそうですが、温かいとだしの風味も損なわず、なお蕎麦の風味がしてくる気がしますから、ざるそば派の人もたまには温かいそばもいいですよ。

これでおつゆもうまいとなおうまい。

ここ山の草のおつゆはしょっぱくもなくだからといって薄すぎずにベストな塩梅になっています。これから暑くなったら美味しくいただけそうな塩加減のちょうどよいおつゆです。



こちらお会計は食券スタイルです。

時そばみたいに代金をちょろまかせようなんてことは決してできませんのでそのへんは変な気を起こさないでくださいね。

この食券販売機を見ていて気がついたのですが、「信州鹿肉そば」っていうのがありました。これは今までになかったような。

「野沢菜わさび昆布そば」っていうのはネーミングからしてこの松本あたりだとありそうな蕎麦なんですが、鹿肉っていうのは結構レアかも。

ということで、ちょっと調べてみたら、JRのキャンペーンに絡んでいるんですね。



7月1日から開催される「信州デスティネーションキャンペーン」の企画の一部にありました。

http://www.jreast.co.jp/press/2017/20170511.pdf

11ページ目くらいね。抜粋すると以下のような感じです。

抜粋ここから----

長野駅、松本駅、塩尻駅、茅野駅の一部駅そば店舗にて「信州鹿肉そば」「鹿肉ハンバーグそば」を販売(販売店舗拡大 3 店舗→7 店舗)
※一部店舗「信州鹿肉そば」のみ取扱い
(4 月 27 日~)


----抜粋ここまで

ということで、長野県のいくつかの駅で出されているようです。しかも、当初3店舗で開催する予定のものがなんと7店舗で開催されるとのこと・・。

この鹿肉蕎麦に食いつく人はどのくらいいるのかよくわからないですが、面白い試みですので次回来たときは食べてみようと思います。

というか「鹿肉ハンバーグそば」っていうのもあるのか・・・。

なんだか全く想像もつかない蕎麦なんですが、これこそどんな人が好んで食べそうか興味がありますので、機会があれば食べてみたいところです。





さて、店舗内にこういう貼り紙がりました。

あなたが描いた信州に関する絵画をお店の中に貼ってくれるそうですよ。

日頃信州の風景なんかを趣味で書いている人がいたら応募してみましょう。夏のあいだじゅう飾ってくれるかもしれません。いいですねー、こういうの。

こういうところもたまには来ると色んな発見があるものです。




こっちの蕎麦屋です。0番線の方です。6番線の方の蕎麦屋じゃないですからね。



かけそば 290円

山の草
松本駅構内
松本市深志1丁目1−1 


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