2017/10/01
ついにこのブログもここまで来てしまいました。
なんと、ミシュランガイドで星のついたお店に来てしまったのです。
といっても、これは香港のお話。今日の記事は香港マカオ旅行ランチその2です。
前回のマカオ記事はこちら>>ポークチョップバーガー 大利來記
ミシュランガイドで星の付く店とは、日本では東京・横浜・鎌倉・湘南などが該当して、星がついているお店がありますね。
もちろん関西の大阪・京都・兵庫・奈良などにも星の付いた店がいっぱいありますし、年度ごとに都道府県ごとに特集が組まれて、地方都市にも星がつくお店が登場することがあります。
星は1つから3つまでついている店舗があって、星が多ければ美味しいとされています。このほか「ビブグルマン」という指標もあり、やすくて美味しい店舗の格付けの一つなのですが、とにかく星が1つでもついていればとても美味しいと考えてください。
あと、ミシュランガイドで星がついているところになかなか行かないですよね。
まずどこにあるかわからないっていうのもありますが、それに先だって以下のようなイメージで行かないことが多いです。
ミシュラン星付き店舗イメージその1:
値段が高い
1人1万円くらいから設定されていて、ものすごく高い印象があります。美味しいお店はもともとそういったお店ばっかりなのかもしれない。
ミシュラン星付き店舗イメージその2:
気軽に入れない
予約が必要だったり、予約がないにしてもすごい行列だったりする可能性があります。思い立ったら行ってみようという感じでもなく、子連れで行くなんてもってのほかで、女子会でワイワイ行ってみるとか、飲み会の帰りに行ってみましたなんて感じでは立ち寄れません。
ミシュラン星付き店舗イメージその3:
敷居が高い
なんかかしこまったお店なので、ドレスコードのような、スーツを着たりなどピッチリした格好じゃないと入れなさそうなイメージがありますね。あと、客席が少なかったり、カウンター数席しか無くて料理人の方と対面でじっと座っているイメージの店舗が多い。緊張してしまいますね。
で、もちろん上に上げたようなイメージの店舗もたっぷりあるわけなんですけど、そうでない店舗もいくつかあるのが香港のいいところ。
ということで、ミシュランガイド??なんじゃそら?って感じの人も多いかと思いますが、ことのほか香港ではこういった「ミシュラン星付き店舗」に簡単にアクセスすることができます。
まずは気軽に入りやすそうな店舗をピックアップしてみたのが下のような店舗リストです。
・添好運(ティンホーワン)★(ミシュラン1つ星)
飲茶専門店です。
世界一安いミシュラン星付き店舗と言われているところ。店内で食べるだけでなくお持ち帰りテイクアウトもできるようです。いくつかある店舗のうち中環店と深水埗店がそれぞれ星1つもらっていると思われます。
・彭慶記(Pang's Kitchen)★(ミシュラン1つ星)
高級茶餐廳(チャーチャンテン)と言われているところ。レストランですね。
カフェレストランなので、色んなメニューがあるようですが、酢豚にイチゴがはいっているものが出てきたりするそうです。おもしろそう。ハッピーバレーのところにあるのでトラムに乗っていけばたのしそうです。
・何洪記(ホーホンゲイ)★(ミシュラン1つ星)
粥麺専門店です。
エビワンタンメンが有名で、そのほか点心などいろいろなものもあります。おかゆと麺が大好きな香港の人にとってはソウルフード的なものばかり提供してくれる、香港人のおふくろの味みたいな店舗と言っても過言ではないでしょう。本店は移転して新しくきれいになったみたいなのでここいってみたいところ。
ということで、行ってみたところは何洪記です。銅鑼灣のところにある本店と思われる店舗です。

希慎広場というデパートにあります。
この写真だと、正面の建物が希慎広場で、建物の脇にあるエスカレーターから店舗2階に直接はいります。
2階といっても、ここ香港では2階が1階だったりするので注意が必要です。
この建物は日本の1階が香港ではG(地下)で、日本の2階が香港の1階だと思うんで、お店はたぶん香港の12階ってことだから、日本で言うところの13階ですかね。

上の吹き抜けから上を見た写真では、2F↗と書いてあるんですが、上の階は日本では2階じゃなくて3階です。
つまり、書いてある「升降機往11F-14F設於2F↗」の説明としては、3階(香港では2階)に12F-15F(香港では11F-14F)に行くエレベーターが設置されてあるってことと思います。
こう書くと全くよくわかりませんね。
よくわかりませんがとりあえず行ってみればわかります。

さてお店の前にやってきましたが、やっぱり人でいっぱいでした。
お店の中をちょろっと覗くだけでも満席ですし、お店の前で待っている人達もたくさんでした。
やはりおそるべしミシュラン一つ星。簡単には入店させてくれません。

あれ、お客さんが何か端末をいじっていますね。
これで席を予約するのでしょうか。
端末には人数だけを入力する液晶画面だけがあって、そこで人数のボタンを押します。
すると、上のようなプリントされた用紙が発行されます。
なるほど、僕の予約した番号はA063なんですね。
1〜2人がA
3〜4人がB
5〜6人がC
7〜12人がD
となっておりました。だいぶわかりやすいですね。
しきりに放送で番号を読み上げていたのはこれだったんですね。
いまA058なので、Aグループで僕の前には4組ほど待っている人がいるようです。
QRコードを読み取るとなんかできそうだったんですけど、面倒だったのでやめてしまいました。これなんか起こるんかな。

待っている間お店の前で色々見てみましょう。
ミシュランの星をもらうとこんな感じの看板を設置できるようになるようですね。
こういうの老舗の三つ星寿司屋とか格式高い三つ星料亭にもついてるんでしょうか。
そういう高そうなところだとちょっと場違いな看板でしょうけど、ここなら問題ない感じでした。

さてさっき「恐るべし」って書いちゃったんですけど、それほど恐れること無く順番がやって来て席に座ることができました。ハイテクシステムのお陰で混んでいても入店は難なくできます。
お店の中はこんな感じで、少しメルヘンチックです。ディズニーランドに来ましたって言ってもわかんないかもしれない?そんなことないか。
メニューはこんなかんじです。日本語もあるよ!
完全にエビワンタン麺が推しですので食べてみることにしましょう。ちなみにサイズは(大)と(小)があるので、複数人いる場合はシェアして食べるなどいろんな食べ方ができそう。
周りの現地の人もそんな感じで食べていました。
そのほか麺のないワンタンだけのもの、ワンタンの代わりに水餃子の載ったもの、ワンタンと水餃子の盛り合わせみたいなのもあります。
もちろん他のページには他のメニューもありました。

さて、注文してやって来たエビワンタン麺はこんなかんじ。
あれ、ワンタンはどこや。
ワンタンは麺の下に沈んでいました。
ひっくり返して撮影用にしたのがこんな感じ。いつもは撮影用に位置を変えたりあまりしないんですけど、流石にこれはないでしょうということでひっくり返して撮影。
いいですね、こういうわけわかんない感じが一つ星なんて素敵です。
麺は香港麺の細いやつなんですけど、このワンタンのうまいことうまいこと。
日本のワンタンって、申し訳無さそうな程度にひき肉が入っていて、ちっちゃくて、スープにプカプカ浮いていて味もあっさりしているのをよく見るんですけど、ここ香港ではこの皮の中にエビとおそらくひき肉がたっぷりはいっていてどっしりしている。しかも味付けが絶妙で絶品。ぷりぷりしていて食べごたえ抜群です。
これこのワンタンだけ食べても行けますね。
スープもかなり旨いです。次回は水餃子で食べてみてもいいかもと思いました。

さて、他にも蒸しえび餃子をいただきました。
餃子は焼かないのがアジア流ですからね。これが餃子です。
ワンタンとあんまり材料は変わってない気がしたので注文した後に少し後悔したんですけど、やっぱり蒸すと食感が違いますね。タレにつけて食べるとまた少し味が変わってきますし、プリプリ感がちょっとちがう。
何がうまいかと思ったんですがここはエビが旨いんですね。
お箸こんな感じでした。
夕飯で他の店も行ったんですけど、こんな感じでした。こういう文化なんでしょうかね。
さてお値段ですが、正斗鮮蝦雲呑麺(大)と懷舊鮮蝦餃が合計で103香港ドルなんで、1香港ドル14円として合計1442円くらい??
ミシュラン星がついているのにやすい!
これです、これこそこのブログに登場して良い価格帯のお店です。いくら星があっても世界中探せばこういうお店あるんですね。
ということで、次回もいつか機会があったらミシュラン探索したいところです。
正斗鮮蝦雲呑麺(大)(エビワンタン麺) 58香港ドル
懷舊鮮蝦餃(蒸しエビ餃子) 45香港ドル
何洪記粥麵專家
希慎広場 Hysan Place, 12F, 500 Hennessy Rd, Causeway Bay, 香港