チーズタッカルビ ユガネ 明洞駅店
2018/10/27

韓国はソウルのランチを過去2回書いてみたんですけど、今回は3回目で最終回です。
前回までの記事はこちら>>タッカンマリ 明洞タッカンマリ始祖店 / チャドルバギ チョンジョムスップルカルビ (孤独のグルメシーズン7 第10話)
今回は明洞(ミョンドン)に行ってみました。ここはいろんな食べ物があるので期待大のところです。

と、はりきって地下鉄で明洞までは行ったのはいいんですけど、まだ午前中であまりお腹も空いていなかったので散歩からスタートです。
写真は明洞聖堂です。
ちゃんとしたカトリック教会です。すごく雰囲気がいい。

中もすごくきれいでとてもいいです。
ちゃんと中にも入れます。
上の写真の白い光のところにはステンドグラスみたいのがあったと思うんですが、上手く撮影できていないのですが結構きれいでした。もし行くことがある方はじっさいにご自分の目で確認してみてくださいね。
というかこの写真すごいナナメってる。

外に出たら結婚式のための前撮りみたいな撮影をしていました。この写真もナナメのような。まいっか。
韓国の結婚式ってどんなふうにやるかわからないですけど、日本の披露宴みたいのがあったとすれば、案内状にこういった写真を添付したり、宴席上の大きな画面でこういった写真を映し出したりいろいろするんでしょうか。
よくわかりませんが、日本も韓国もおめでたいことのためには苦労は惜しまないようですね。良い結婚式になるといいですね!
というか、明洞で「見る」だけの観光ってこのくらいしかないかな。
あとはショッピングか、食べるくらいしかないかも。

ということで、このブログは食べることが要素の一つですので、明洞ではどのようなお店が人気か調査してみることにしましょう。
まず上の写真はIsaacトースト 明洞店です。すごい行列だった。
トーストが流行ってるっぽいんですけど、ファーストフードのひとつとして捉えられている感じでしょうか。明洞の街をブラブラしながら食べるのお手軽で楽しそう。

次に気になったのが神仙ソルロンタン 明洞店です。
설렁탕(ソルロンタン)とは、牛肉を煮込んだスープのことだそうで、このソルロンタンが売りの定食屋と言ったところでしょうか。
一人で入って食べてもOKなお店のようなので僕みたいな外国人旅行者としてはなかなか具合のいいお店のようです。

次に気になったのがこの明洞餃子 本店です。
開店時間前まで大行列ができていて、開店と同時に人がなだれ込んでいって、それ以来中に入っていく人が絶えない感じでした。明洞餃子人気おそるべし。
ちなみに店名に「餃子」って入っていますが、実際人気なのは「カルグッス」という麺料理だそうで、みんなこれを食べにやってくるそうです。リンク先で「ガイドブックに載ってる大人気店」って書いてあったから後で調べたらちゃんと載ってるくらい有名店でした。
ここに来るまでこの人気店を知らなかったので僕もまだまだ調査力が未熟ですね。

ちなみに行った日はとても暑かったので、上の写真のように店頭にドライアイスのブロックみたいのを積み上げてパフォーマンスをしている店舗が流行っているらしく、あちこちでこんな状況を垣間見ることができました。
わけわかんないけど結構面白いですねこう言うの。
さてと、明洞の路地をあちこち歩いてくるとそろそろお腹も減ってきました。

ということで、あちこち探索するのも疲れてきたのでご飯にすることにしました。
調査の段階でいくつか食べたいものはあったんですが、ちょっと気になっていた「チーズタッカルビ」をいただこうと思い、ここにやってきた次第です。

유가네(ユガネ)というタッカルビで有名なお店で、明洞にも何店舗もあるようですが、今回行ったのは明洞駅店というそうです。
お店は2Fにあります。
LALA MARTっていうド派手な黄色い看板があるお店の二階です。ちなみにLALA MARTはお菓子などバラマキお土産を買うにはもってこいなお店なので一度は覗いてみるといいかもしれません。

さて、お店に入りいつものように「一人だ」という感じで一本指を立てて入店するいつものスタイルで入店すると、すぐさまこのようなテーブルに案内されました。
韓国のお店全部こんな感じですね。
テーブルの真中にコンロがあるのがデフォだ。

メニューを眺めるとあったあった、このチーズが周りを囲んでるやつ。さっきの外の看板のところにもありましたよね。
実はこのお店、一人分から注文できる数少ないお店なんで来てみたんですけど、外にあるやつが気になってしまったので、これを注文しましょう。
「新鮮なチーズトリカルビ」っていうのが日本語で書かれていますけど、なんとこれは2人分からです。
2人分なんて簡単に食べられるかなと思って注文してみましたわけですが、後々大変なことになります。

箸やスプーンはこのようにテーブルの脇の引き出しのところにありますので、自由に取り出してみましょう。ティッシュもあります。

パンチャンは自動的に用意されていないようで、このようにサラダバーのような形式で自分で出向いて持ってくる必要があるようです。おそらく日本のファミレスでこなれている人はこういうスタイルのほうが慣れてるかもね。
結構いろいろあるんですけど、ちゃんとキムチもありますからキムチ食べ放題で楽しめます。ぼくはこれを「サラダバー」ならぬ「キムチバー」と呼ぶことにします。

ちなみに、このようなもやしが冷たいおつゆに入ったものがあったんですが、食べ方がよくわからずそのまま救っておつゆごと食べてみました。合ってるのかもわかりませんが、美味しいので僕はこれでいいです。

さて、具材が載せられた鍋がごそっとやってきました。
鉄板鍋の下の方にはキャベツとネギが敷かれていて、うえに、味噌系の味付けのされた鶏肉がたっぷりと載せられています。トッポギも入っていますね。

テーブルの脇にはこのようにとろけるチーズが用意されました。
おー、こんなに使うのか。

このおみせでも、お店の人が目の前で調理をしてくれます。
鍋が温まったのを確認すると、具材を手際よく交ぜ始めました。
すみません、僕は好奇心旺盛な日本人なのでバシャバシャ写真を撮ってしまいました。たぶんこんな変な人たくさんいると思いますけど、度が過ぎるくらい撮影してしまったんでいつ怒られるかヒヤヒヤしていたくらいだったんですが、かき混ぜてくれるお兄さんは何も言わずに調理してくれていたのでなんだかホッとしました。

真ん中の具材がだいぶ交ぜ終わったところで、おっと、こいつの時間が始まりました。
これがチーズの大海の始まりです。
そうです、大海原への旅はここからはじまるのです。

先程まで北半球を旅していたかと思ったらもう南半球までやってまいりました。
チーズの旅は結構早く進んでいくのでスムーズですね。
旅は地球を一周するようにこのU字溝にそってぐるっと一周します。

ついにチーズが世界を一周してしまいました。
しかし、旅はここで終わりではありません。
ここから熱せられて、アツアツの、タプタプの、モチモチしたねっとり美味しい液状のチーズにその体裁を変えていくのです。

ブラボー。
こんなの美味いに決まってる!!
まあ多分チーズは1種類構成じゃないと思いますので、色んな色の油とかが入り混じって本当に美味しいチーズの演出が開始されます。
これだ、ここにしゃぶしゃぶ?して食べるんでしょ?そうでしょ?

味噌系の調味料と一緒に炒められて交ぜられた鶏肉はもう食べる頃合いになってきました。
もう、そろそろ融合の開始でしょうか。

そうですね、鉄の箸でこう一つまみして、

チーズの海にざぶーんして引き上げる!!
これだ、これがタッカルビのチーズちゃぶしゃぶ(?)だ!!!
興奮してまいりました。
タッカルビ自体でもうまいはずですが、こうチーズを絡めることによって味に深みが増します。

これ、途中でお兄さんが鍋の火を止めてしまうので最後の方は固くなっちゃったんですけど、とにかく最後まで美味しくいただけました。
二人分ですからね、二人いればホントはアツアツのうちの食べ終わるはずなんですけど、一人だと最後の方チーズが固まってきたりする。
もちろんそれを見越してしゃぶしゃぶ状態じゃなくて、さきに真ん中のタッカルビの方にチーズぶっこんでも良いと思います。
いやー今回は韓国旅行の最後にすごいものを食べてしまいました。これを食べたおかげで夕飯が食べられなくなるくらい腹持ちが良かったわけですが、次回また機会がありましたらソウル以外でもなんか食べてみたいところ。
チーズタッカルビ 中(二人前) 24000ウォン
ユガネ 明洞駅店
서울특별시 중구 충무로2가 9