蒜泥白肉 + 炒箭筍 + 蛤仔湯 十分姐妹快炒
2018/03/18

前回の台湾記事の続きです。
前回は台湾は新北市の瑞芳(ルイファン)まで行きました。
で、瑞芳まで行くとたいていの日本の方はバスかタクシーを乗り継いで「九份(ジョウフン)」に行くのが定番だったりしますよね。

写真探したらありました。(3年前に撮ったようです)
これが九份の有名な場所の写真で、あの有名なアニメ映画である「千と千尋の神隠し」の舞台となったとかならないとか、概ねあの世界の風貌をリアルに体験することが出来る場所です。日本人にとても人気な場所のひとつ。
ですけどすみません、今回はちょっと方向が違う方の「十分(シーフェン)」に行ってみました。
どういう地名の付け方かわかりませんが「九」の次なのかわかりませんが「十」がついた地名です。
それなら十一分とか十二分とか地名が続いているのかと思ったらそうでもなくて、なんか複雑な感じです。
地図で見ると場所はこんな感じです。
結構山の中かもしれない。

拝借した地図だとこんな感じです。
瑞芳駅から平渓線に乗り換えるのでこんな感じになります。
瑞芳駅から4駅目で近い感じですが、平渓線は本数が少ないので乗り継ぎのためけっこう待ったりします。あらかじめ時刻表などを確認してから行ってみましょう。

さて、十分の駅につくとこんな感じでした。
電車を降りると歩道橋や地下道があるわけでもなく、いきなり線路を歩いて渡って駅舎の方に向かいます。
外国だとこんなところばっかりかもしれませんが、思った以上に田舎っぽくてワイルドだなー。

でも、田舎っぽいなんて思っていたらいきなり悠遊卡のハイテク自動改札機があります。
SUICAの自動改札端末と同じものですが、日本の田舎じゃまだこんなのすらない駅いっぱいありますよね。
台湾は思ったより田舎がハイテクです。
さて、駅舎を出てすすんでいくと、あれ、何やら線路に人が?

線路に人がたくさんいる!!
もうなんだかよくわかりませんが、日本だともう16歳ではないアイドルとかが線路内に立ち入りして書類送検されるくらい問題になるはずです。
ここでは合法なんでしょうか。

線路のまさに真上で「天燈上げ」が行われており、ランタンを揚げている人がたくさんいます。
ランタンにお願い事を書いて揚げていくのがポイントのようで、中国語や韓国語どころか、日本語でのお願い事もたくさん書いてあって、たくさんあがっています。
宝くじ大当たりするといいですね!
さて今回はランタン揚げよりもむしろ滝を見に行こうと思っていたのでここに来た次第です。十分瀑布です。よく見たら面白い名前。
この駅からはだいぶ歩いていくんですけど、散歩がてら歩くのは楽しいと思ったから行ってみました。
途中の十分遊客中心までタクシーかバスを使えますが、その先の行程は徒歩じゃないといけないです。歩いているとしきりにタクシーの運ちゃんが営業してきますので、料金も安そうですし、タクシー乗ってもいいかもね。

雨も降っていたので川がかなり増水しています。
この増水具合だとけっこうダイナミックな滝が見れるかもしれない。

滝が見たくてどんどんとすすんでいくんですけど、途中よくわからない馬のオブジェとかが無数に並べられている場所にたどり着いたりします。
もうよくわからないです。

馬のオブジェが終わったかと思ったら象のオブジェとかあって、その先にはこの三面六臂観音様っぽい偶像と、その下によくわからないリボンの掲げられている施設にたどり着いたりします。
よくわかんないんですが、リボンを買って何かを書いて、掲げておくという日本の神社の絵馬のようなお作法で何かしら奉納するのかと思われます。

オブジェのあとには休憩所みたいのがあって、そこを抜けるとやっとこのような看板にたどり着きます。
ここまでだいぶ歩いたんですが、だいぶ盛り上がってまいりました。

ということで、これが滝です。
すごい、音も迫力もすごい!

かなり山の中なので、本来はもっと易しめに水量が少ないはずですが、今回の雨の影響で滝の様子が予想よりは激しかったです。
つまりダムみたいになっていたんですが、概ね満足しました。けっこう歩いた歩いた。
さて、だいぶ歩いたし、面白かったんですが、やっぱりお腹が減ってきてしまいました。
ということで、ちょっと遅めのお昼ごはんとまいりましょう。

滝からだいぶ戻って、駅のかなり近くまでやってきました。
ここけっこうガイドブックにも乗っている人気店「十分姐妹快炒」です。
お店の人は中国語くらいしか理解していないのですが、僕らが外国人とわかると手招きをしてテーブルに案内してくれました。

さいしょ英語のメニューを出してくれたんですが、日本人だとわかると日本語のメニューを出してきてくれます。
大きな写真と日本語で説明されている。これはとてもわかり易い。
注文は、写真を指差して教えてあげれば大丈夫です。

記入式のオーダー表もありますので、ここで選んで数量を自分で入れても大丈夫。ちなみに珠葱のところに1が入ってますが、材料がなくて別のものを注文してあります。
あれ、台啤のところにチェックが入ってるぞ。

おっと、やってしまった。
昼からすみません、1本だけいただきます。
さて、ここで注文した料理はこんな感じ。

まずは蒜泥白肉(湯で豚肉のにんにくソースがけ)です。
これみるだけでもわかると思いますが、すごく美味しいやつです。豚肉は焼いてなくて茹でてあるので、油っぽさがまったくなくてとてもいいです。
サッパリとした豚肉ににんにくソースをかけたらどうなるかもうおわかりですね。写真だけでもうまそうでハズレはないです。

つぎに炒箭筍(筍の細い種類のものを炒めたもの)がやってきました。
たぶん、たけのこなんですけど、日本にはない品種のものと思われます。
それを茹でたもので、この茹で汁と一緒に食べるとすごくうまい。シャキシャキとしていて歯ごたえ抜群。ちょっと硬いところもあるけどね。

最後は蛤仔湯(ハーマータン:あさりのスープ)です。
何かスープものが欲しかったのでこれを選択。字はハマグリでもあさりですので気をつけてください。
あさりなのに爽やかでとても美味しい。

なんだか煮たのばっかりな気がしますが、それぞれ実に爽やかでとても美味しかったです。
ビールもすすんでとても良い選択でした。

駅に戻ったら朝よりも人がたくさんいました。
線路が見えないくらい人がたくさん。
松本伊代さんもここに来て写真撮ってれば誰にも怒られなかったのに、って思いながら撮影していました。

ランタンを下から撮影。
けっこうな勢いで燃えてるんですね。

ということで、最後どなたかわかりませんが日本の方のランタン上げを下から無断で撮影してました。
あれこれモザイクかけてありますがもし該当の方々でしたらお問い合わせいただければ写真プレゼントしますね。
蒜泥白肉(湯で豚肉のにんにくソースがけ) 200台湾ドル
炒箭筍(筍の細い種類のものを炒めたもの) 180台湾ドル
蛤仔湯(ハーマータン:あさりのスープ) 150台湾ドル
十分姐妹快炒
226 台湾 New Taipei City, Pingxi District, 十分街143號