釜揚げうどん(特) 丸亀製麺 諏訪店
2018/11/02
昨日の11月1日は、月の最初の日ということで釜揚げうどんの日でした。
ぼくは毎月この1日は意識していて、いつも月末からうどんが夢に出てくるくらいです。
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僕は日差しの強い南の国のビーチにいて、大きなパラソルの下でまったりと過ごしている。風はおだやかで、ゆっくりと流れる潮の香りがまさにうどんを打つときに使用する塩水の香りとまったく同じに感じた。
うどん粉のようなサラサラした砂浜は波が来るたびに水を含み、キラキラときらびやかな光を放ってとても美しい。打ち寄せる波の音がうどんを釜で揚げているかのような水の行き交う音とおなじで、とても心地の良いBGMとしてうとうとと気持ちの良い睡眠を誘う。
「ナニカノマレマスカ?」
心地の良い睡眠に入ろうとするところを遮るかのように、ウエイターが話しかけてきた。これには少し辟易したが、でもさすがにこの気持ちのよい空気を寝るだけで過ごすのももったないと思ったので、なにか注文して少し眠気を覚ますことにした。
「そうだな、釜揚げうどんをくれ、ふたつ。」
飲み物の注文を促しているのにうどんの注文をするのはこのあたりのビーチではすこし気高い行為だ。素人はトロピカル・カクテルなどのリキュール類を注文しがちだが、ここではうどんを頼むのが「通」だろう。これだけうどんを感じる環境にいるのにうどんを注文しないのはありえない。
しかも今回は2つ注文したのは理由がある。そう、僕の隣にはうどんのようにつるつるした白い肌の美女がいて、このビーチで一緒にうどんを食べようと決めていたからだ。
しばらくして到着したうどんはつるつるしこしこした本場のさぬきうどんで、コシがあってうまかった。
「おいしいね」
そういった美女は、僕よりも早くうどんを食べ終わりそうで、最後の一口をつるっと食べきってしまうと、その器をおいて一息ついた。食べている間に汗ばんだのか、さっきよりも白い肌に艶がみえて、照りつける太陽のもと、肌の白さに、揚げたてのうどんのようなきれいな透明感すら感じられた。
うどんを口に含んだまま僕はその光景をぼーっと眺めていた。あり余るきれいな光景にみとれてしまい、うどんを口に頬張っている最中ではあったが、衝撃ですべての動作が停止してしまったのだ。
うどんの艶やかさはここに来て、ついに芸術を超えた。僕はそう確信していた。
「行こうよ」
そういって、彼女は僕の手をとって波打ち際に走り出した。うどんのようにモチモチした弾力を手の甲に感じる。
僕は促されるまま走り出し、きれいなうどんの海に飛び込んだ。
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っていう夢とか見てみたいんですけど、こんなのは簡単に見ることはできませんね。
まあとにかく現実的には丸亀製麺の列に並んで地道にうどんを食べましょう。
ちなみに
並 140円
大 190円(うどんの量は並の1.5倍)
特 280円(うどんの量は並の2倍)
ってあるんですが、この上のサイズに家族なんとかっていうタライに入ったやつがあると思うんですけど、あれも安くなるんでしょうか。よくわからないんですが一人であれは食べられないので個人的には調べてはいません。
ちくわ磯辺かき揚げが揚げたてで出てきていたのでいただきましょう。
これ初めて食べたんですけど、ちくわのもちもちした感じと、のりの風味がおもしろくて美味しかったです。
注文したサイズは特盛りです。
箸のもち方が微妙なのはちょっと重かったからです。
こんなに重くてたっぷりなうどんが240円でいただけるなんてとても素晴らしいですね。すくってもすくってもなくならない。
だけどこんなに食べても消化が良いから思ったよりお腹に残らないのでとてもいいです。
釜揚げうどん 特盛り 240円 釜揚げうどんの日につき半額
ちくわ磯辺かき揚げ 150円
丸亀製麺 諏訪店